金箔の製造から始めたカタニ産業株式会社

箔とは、金属を紙のように薄く伸ばしてそれを適当な大きさに切って装飾などに活用する素材の一つです。

以前は金や銀などで作られていましたが、近年はプラチナやアルミニウムも用いられます。

金沢で明治32年に創業された「カタニ産業株式会社」は、金箔の製造を事業として120余年の実績を積んできました。

独自の変化と発展を遂げ今や世界に誇る技術をもって、伝統とハイブリッド技術をうまく融合した新しい製品を作り続ける会社です。

金沢だけでなく、東京や大阪など日本国内に5店と台湾や上海など海外に7つの拠点をもつ会社に発展をしています。

カタニ産業株式会社では、スタッピング箔製品を製造しています。

それはデザインをプラスチックや金属などに熱で転写する方法や、シルク印刷で多色印刷転写をしたりしてデザインを移す技法です。

その中で熱転写することはホットスタンピングといわれ、家電や自動車部品、化粧品の容器などに用いられます。

特に熟練した技術は不要でメタリック調でも簡単に転写することができたり、光沢が良く安定した英品に仕上げることができます。

また溶剤を使わなくてよいので作業後の廃棄物も少なくて済むことや機械の導入にそれほどコストがかからないこと、細かい文字も簡単に映すことができるなどのメリットがある手法です。

メタリックや顔料、車のエンブレムや釣りのきらきら光るルアーなどを製造しています。

ファインフォイルは様々なカラーやデザインをそろったもので、カタニ産業株式会社が特許を取っている製品です。

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